自粛中、なので(に?)買ってしまいました
新型コロナウィルスのため休業していると時間がたくさんあるのでなにかしたくなりますよね。ヤギヤも例に漏れず4/8からずっと休業しているので暇してます。
そこで、演奏動画をYouTubeに公開するために活動しておりました。
まずは機材が必要です。
休業しているので収入がありませんので(涙)、動画の撮影・録音の機材はあるもので済ませることにしました。
ヤギヤにあるものは音系はICレコーダー、マイクスタンド、デジタル・ミキサー。画像系はビデオカメラ、デジカメ、がありました。幸いこれだけあればけっこういい音で動画が撮れそうだったので、これらを使って撮ることにしました。
マイクはICレコーダーひとつなので、これだとピアノ・ソロの演奏が録れそう。ということで、近所にお住まいのピアニストさんにお願いすることにしました。
そして撮影。
最近のデジカメは動画も撮れるんですね。しかもけっこう高画質です。
これでいいんじゃない?と思いましたが、なんとデジカメで動画を撮るときにはいろいろと制約があることがわかりました。
(この制約で最初は失敗してました。。。)
「30分の壁」
最新機種を除くほとんどのデジカメは連続した動画は29分59秒しか撮れません。これは2019年までにあったEUの規則で、30分以上動画を撮れる機材はビデオカメラとみなされる。そしてビデオカメラは関税が高い。ちなみに、デジカメの関税は安いらしいです。
そのためカメラメーカーは自主的に動画撮影は30分撮れないような仕様にしたみたいです。
「4GBの壁」
メモリーカードのファイル形式はFAT32が多いと思いますが、この形式だとファイルサイズの最大が4GBです。なので撮影中にファイルサイスが4GBを超えてしまうと次のファイルに続きを録画しないと止まってしまいます。機種によっては自動的に次のファイルに記録できないものがあるため、30分経過していないのに撮影が止まっていて後で泣くことになります。。。
これからデジカメを購入する人で、
「デジカメで動画撮影したい!」という方はカメラの仕様をよくチェックしてから購入することをオススメします。(ホント)
ヤギヤに2台あるデジカメはそれぞれ連続撮影時間が30分と12分ということがわかりました。画質は1920×1080の30fps
なので12分以内の曲なら連続して撮影できます。逆に、それを超える長い曲は撮影できないですね。とほほ。
ICレコーダーとビデオカメラはメモリのある限り記録できそうなので、4時間くらいは撮れます。(デジカメもこうだと楽なんですが)
ICレコーダーを三脚に(あ、三脚も持ってました)乗せて、ピアノの横から録音。動画は3台のカメラで違う角度から撮っています。
「編集ソフト」
動画や音は撮ったものの、これらをどう繋ぎ合わせればいいの?
と、ここで気が付きました。気がつくのが遅いですね(笑)
そこで動画編集ソフトをネットで探してみました。
最初に考えたのはAdobe Premiere CS2
なぜこれか、というと、CS2はAdobeのかなり古いソフトなんですが、これはシリアルキーが公開されていて無料で使えるんです。なのでこれを使えばいいんじゃない?
とインストールして使ってみましたが、ちゃんと落とし穴がありました。
なんと、CS2ではmp4は使えない!
ちょっと考えれば判ることなんですが、CS2の時代にはmp4という規格自体が存在しなかったんですね(笑)
それは使えないわ。。。
では、使えそうなソフトで安い、もしくは無料のソフトはないかと探して、いくつか見つけました。
最終的にはFilmora9というソフトを選びました。他にもかっこいいソフトがあったんですが、ウチのパソコンのスペックでは動作が遅すぎて使い物になりませんでした。ここでパソコンまで購入するつもりは無かったので、既存のパソコンでもなんとか使えそうなFilmora9にしました。
まあ、「価格も比較的安くて使いやすそう」というのも選んだ理由なんです。購入後に知り合いも使っているという話を聞いて安心しました。
Filmora9の使い方はネットの記事を参照しながら自分でいろいろ試してみて覚えることにしました。非常に使いやすいソフトで、3日くらいでそこそこ使える感じになりました。あとは使う人のセンスですが、私にセンスがあるとは思えないのでその点は見逃してください。
で、最初に編集した動画がこちらになります。
個人的にけっこういい感じに撮れたので、このあともピアノソロを何回か撮影しました。
すると、クラリネットとピアノの演奏を撮ってほしいという話がありまして、
「クラリネットもあるとマイクが足りないんじゃない?」と思ってしまい、自粛期間中ということもあり、お店にも行きたくないので通販で購入することにしました。
幸いデジタル・ミキサーは持っているので、コンデンサーマイク、マイクスタンド、ケーブルを買っちゃいました。
ダイナミックマイクが一つあるので、クラリネットはダイナミックマイクで、ピアノはコンデンサーマイクのペアで録ってみました。
その時の動画はこちら。
いい曲ですよね。クラリネットが加わるだけで音が広がります~
しかし、ここでミスを発見してしまいました。
ピアノはコンデンサーマイクで録っていたのですが、ミキサーではモノラル録音として編集していました!
音が広がってないんです!(笑)
広がっていると思ったのは演奏のおかげで、こちらの操作ミスでもっと広がるはずの音が狭くなっていたんですね。
せっかく演奏していただいたのに申し訳ないです(涙)
全国に出されていた緊急事態宣言も解除され、まだ安心できませんが感染には気をつけながら次はクラリネット、チェロ、ピアノのトリオを撮ろうと思います。こうなるとマイクの数がもう少し欲しいので、新たにペアのコンデンサーマイクを追加で購入しちゃいました。これまでで一番難しい録音になりそう。。。。
それよりも楽しさのほうが勝っているので早く当日にならないかと、今から期待してます!
ヤギヤで録音・編集した動画はYouTubeのチャンネルでご覧になれます。
ClassicalMusic Cafe Yagiya で検索してくださいね。
↑からも行けます。